『ふんわり王女』ジョージ・マクドナルド/

魔法によって無重力にされてしまった王女の物語。

「おそらく、王女にとっていちばんいいのは、恋におちることだったでしょうね。でも、おもさをもたない王女は、どうしたら、なにかにおちることができたでしょうか。それは、とてもむずかしいことだったのです。たぶん、王女にとっては、おちることだけがむずかしいことだったのです。」
『ふんわり王女』 (母と子の図書室 マクドナルド童話全集 4 太平出版社  原富美枝訳)