Peter Collington ピーター・コリントンという人
たきぎと食料を買うためのわずかなお金を、バイクに乗ったひったくりに奪われてしまったおばあさん…。行き倒れてしまったおばあさんを助けているのは町外れの教会に飾られていた「キリスト降誕シーンのミニチュア("Nativity Scene"または"Presepio"」のヒトたち。おばあさんを家に運んで寝かせたあとで、おばあさんを見守るマリア様をのこし、三博士たちはスーパーマーケットに(質屋によったあとで)、ヨゼフは樅の木を調達に、そして羊飼いは…
と大活躍します。もちろん幼子は眠ってるだけですが。
文章は一切なし。
- 作者: ピーターコリントン,Peter Collington
- 出版社/メーカー: BL出版
- 発売日: 2000/11/01
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- 作者: ピーター・コリントン
- 出版社/メーカー: ほるぷ出版
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江國香織さんが「守護天使」に"Guardian Fairy"(造語)とルビをふって少々苦しい解説をしています。キリスト教的には妖精は「堕落した天使」だし、サンタクロースの生い立ちもなかなか複雑です。でもクリスマスはクリスマス。
- 作者: ピーターコリントン
- 出版社/メーカー: すえもりブックス
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「The Angel and the Soldier Boy (0)」評判になったテレビアニメの予告編」。本編も(1)〜(3)まであります。脚色されて多少冒険が派手になっていますが原作の雰囲気はそこなわれていないと思います。
日本で出版されているのは、あと『おりこうねこ』と『トゥース・フェアリー—妖精さん、わたしの歯をどうするの? 』の計5冊。
でも、ほかにも
The Midnight Circus
こんなのや
The Coming of the Surfman
こんなのもあるのです。
彼のサイトを見てみると…。これは「ひとすじなわ」のヒトではない。
すくなくとも「かなり、イギリス人」です。
『葉書でドナルド・エヴァンズに』 平出 隆
ドナルド・エヴァンズ—1945年、アメリカ・ニュージャジー州に生まれる。
1997年、31才のときオランダ・アムステルダムの
友人のアパートメントの火事にまきこまれ、死亡。
あとに残されたのは、彼の描いた4千枚の切手。
エヴァンズは空想の国々の架空の切手ばかりを描いた画家だった。
エヴァンズの生まれた街、
画家を志して渡ったアムステルダム、
彼が恋人と行くはずだった不思議な切手を発行する小さな島へ。
若くしてこの世を去った画家の通過した気圏、友人たちを訪ねる
奇妙な旅の途上からエヴァンズに宛てて発信された186通の葉書。
架空の切手の、
架空の国々への、
ほんとうの旅
- 作者: 平出隆
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- 作者: Willy Eisenhart
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関心空間 - The World of Donald Evans
- 作者: 山田庸子,ピエ・ブックス
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切手帖とピンセット 1960年代グラフィック切手蒐集の愉しみ
- 作者: 加藤郁美
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その郵便局はぼくにとって、つねに神秘の殿堂とみえた。大時代で古びたー だがまだ機能は持っているそのメカニズムは、いまは使われていないが、つぎつぎとやってくる世代の人々によって、大事に世話をされてきたのだ。それは、ときとして、宛名も差出人の名前もきれいにきちんと書いてある手紙が行方不明になり、とどのつまり、どこへ行ってしまったのか、またその理由は何なのか、誰に訊いても、その郵便局員に訊いてもわからない− そんなことの起るところなのだ。
ジャック・フィニ「愛の手紙」
「愛の手紙」収録
- 作者: ジャック・フィニイ,福島正実
- 出版社/メーカー: 早川書房
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墓石というメディア「HELEN ELIZABETH WORLEY — 1861-1934. Under this were the words, I NEVER FORGOT.」という墓碑銘
「ここに収録される葉書は一九八五年から一九八八年にかけてドナルドに宛てて書かれ発信された百八十六通のうち,十余年をへた最近になって、いくつかの場所から散乱状態で、また部分的な欠損をともなって見つけ出されました。これらをできるかぎり復元し、再度日付の順番に並べ直したものが本書です。それでもおよそ四十通が欠落しました。発信者は、それら失われた葉書こそは、ドナルド・エヴァンズの世界に届いたもの、と信じたいようです。
ニ◯◯一年三月 平出隆」『葉書でドナルド・エヴァンズに』ノートより
Yuken Teruya
使い捨ての紙袋の側面を切り取り、その切り取った部分から木を組み立て、元の箱の中に立てる。自然光の下におくと、箱の中の繊細な木のなかに生きている木の強さと存在の証明を見ることができる。
マラルメ全集 筑摩書房
* Le monde est fait pour aboutir à un beau livre.
o The world was made in order to result in a beautiful book.
o Remark made to Jules Huret, who published it in his Enquête sur l’évolution littéraire (1891); as translated in Stéphane Mallarmé (1969) by Frederic Chase St. Aubyn, p. 23.
RECYCLED KEYBOARD NOTEBOOK キーボードブック
「キーボードを打つとページに文字が…」ということはないようです。
何となく「裸のランチ」を思い出したので「http://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%B4%E3%82%AD%E3%83%96%E3%83%AA%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%BC&ie=utf-8&oe=utf-8&aq=t&rls=org.mozilla:ja-JP-mac:official&hl=ja&client=firefox-a:TITLE=ゴキブリタイプライター」検索してみる。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/52132.html:TITLE=タイプライターとごきぶりがでてくる映画のタイトル - 洋画 - 教えて!goo:
それから「「ライノタイプ」]
」も。
もしも。この自動鋳植機に意識が芽生えたら…
「諸行無常の物語(原題「ETAOIN SHRDLU」)」フレドリック・ブラウン
- 作者: フレドリック・ブラウン,小西宏
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- 作者: 歌田明弘
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「書物の誕生の話からはじまった本書は、先端科学技術の世界に入りこむにつれ、本の輪郭がしだいに揺らいできた。」
- 作者: 港千尋
- 出版社/メーカー: せりか書房
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「Scrapbooking」「 Journal Craft」から「Altered book」へ
Art Journaling vs Scrapbooking
What’s the difference between art journaling and scrapbooking?
http://www.etsy.com/listing/42206058/new-recycled-art-sketch-journal-6x6
Journal Craft - Inspirational journals, art products, Moleskine notebooks, inspirational books and workshops:
http://blog.journalcraft.co.uk/
1,000 Artist Journal Pages: Personal Pages and Inspirations (1000 Series)
- 作者: Dawn DeVries Sokol
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The Decorated Journal: Creating Beautifully Expressive Journal Pages
- 作者: Gwen Diehn
- 出版社/メーカー: Lark Books
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Art Journals and Creative Healing: Restoring the Spirit Through Self-Expression
- 作者: Sharon Soneff
- 出版社/メーカー: Quarry Books
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パンクな「Journal Craft」(指示つき)
Wreck This Journal
Wreck This Journal(この日記帳をメチャクチャにしろ)という日記帳
趣味的な「Journal Craft」から、芸術的な「Altered book」へ
New Directions in Altered Books
- 作者: Gabe Cyr
- 出版社/メーカー: Lark Books
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Altered Books, Collaborative Journals, and Other Adventures in Bookmaking
- 作者: Holly Harrison
- 出版社/メーカー: Quarry Books
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日本での「西欧式日記帳」の起源について
- 作者: 青木正美
- 出版社/メーカー: 博文館新社
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「古本屋の感覚では、それらは超一流の有名人のものでもない限り「ツブシ」(捨てる本)同然で、市場の隅に積み上げられて入札される雑本の大山に放り込まれていた。もっとも大事にされてしかるべき日記を、こうした場に処分してしまう遺族の、死者に対する浅はかさが思いやられる光景だったが、ともあれ、そうしたものを見つければ、私はできる限り求めて帰った。いつか私の書庫は、たくさんの他人様の日記で埋まるようになったのである。」
と言う、古書店店主にして無名人の日記帳の蒐集家、青木正美氏によると、日本での「西欧式日記帳」の起源は明治13年(1880年)大蔵省印刷局発行の『懐中日記』(ならびに同時発行された大型の『当用日記簿』)ということになるようです。
一般に博文館の『懐中日記』が起源だとされているのには次のようなわけが…
「わが国に初めてヨーロッパ製の日記帳(ダイアリー)が持ち込まれたのは、1862年(文久2年)のことで、パリで日記帳を買い求め、わが国に持ち帰ったのは福沢諭吉だと言われています。その後、わが国でも、庶民の間に日記をつけるという習慣が、徐々に広まっていきました。1937年(昭和12年)に刊行された『博文館五十年史』によれば、当初は内閣印刷局が、庶民向けの日記帳として『懐中日記』を刊行していた、とあります。しかし、博文館の創始者である大橋 佐平が、1895年(明治28年)に、内閣印刷局のものと同じ形で、ページ数を増やし、厳選された紙質で、同じ価格で『懐中日記』を販売したところ、爆発的なヒットとなり、2〜3年後には内閣印刷局は刊行を止め、博文館に刊行を委託するようになった、とあります。つまり、当社の前身である博文館が1895 年に刊行した『懐中日記』は、わが国の最初の日記帳と呼べるものであり、わが国における日記の歴史は、博文館の『懐中日記』から始まったと言ってもよいのです」と、同社の長い歴史を語るのは、代表取締役の大橋 一弘氏だ。
業界に先駆け、積極的にIT活用を進めている株式会社博文館新社