視覚障害者で手書きの日記をつけている人は存在するか。

見えないチカラ―全国盲人写真展写真集

見えないチカラ―全国盲人写真展写真集

「全国盲人写真展」というものが存在するということを教えてくれたのがこの本でした。
「盲人が写真を撮って遊んでる!」という事実自体がとても面白く、ちょっと興奮したものです。しかし、どうも本のつくりというか、写真展をふくんだ全体の雰囲気が「気まじめさ」におおわれていて、「面白さ」が排除されてると感じたので。amazonのレヴューにこんなことを書き込みました。
「目が見えないのに写真を撮ってるご当人や、それを見る家族や友人たちはほんとうに楽しんで遊んでいるのだと想像されます。だから本の作りも、もっと軽く楽しく面白く! するべきだと思うのです。あまり力まずに、ね。」

といったわけで、
視覚障害者で手書きの日記をつけている人は存在するか。」

目が見えなくても、点字を打って日記をつけることはできるし、パソコンが使えるのであれば日記ソフトや日記サイト・ブログなどがあるわけで、わざわざ手書きで日記をつけることの利点というものが見あたりません。それどころか困難な上に自分で書いたものを確認できないという決定的な欠点をもっています。しかし確認できないということなら写真もおなじです。
ですから、視覚障害者で手書きの日記をつけている人が存在するとしたら、きっとその人は物体としての本に深い愛着を持っていて、書いた日記を自分では読めないという事実さえ面白がって日記をつけているのではないか、と想像されるわけです。
勝手な想像です。
しかし、もしも本当にそういう人がいたら、
まことに僭越ですが『ダイアリー = エンジェル』をプレゼントさせていただきたい。きっと面白がっていただけるのでは、
と、かように思っているわけであります。
敬具。

視覚障害を持った方で手書きで日記をつけてみたい方へ『ダイアリー = エンジェル』をプレゼントさせていただきたい理由。