借りぐらしの『床下の小人たち』/『The borrowers(借家人)』
ミシガン州アナーバーのジョナサン・ライトさんが自宅で発見した「都会の妖精たちのドア」
Urban Fairies Operations
ジブリの新作『借りぐらしのアリエッティ』(原作『床下の小人たち』)の影響で、これに似たようなものが、都内のあちらこちらで発見されるようになるのではないでしょうか。これから。
ドールハウスの材料を使えばわりとかんたんに出来ると思います。ただ、借家だと壁に穴をあけられないし「又貸し」にもなってしまうのでむずかしいところですね。(壁に小さなドアを貼るだけという手もありますが)
家持ちの方。ぜひ、どうぞ。
実際に、小人たちが自力でつくった住処を発見した場合は、家具などをプレゼントしてみましょう。
「小人用の家具をさがすならセカイモン」
ミニチュア&ドールハウスの店 すぃーとあっぷるぱい
デザイナーズチェア ミニチュアコレクション
「アリエッティ(The borrower)は妖精を信じない」
はじめて彼女を見た人間の男の子との会話
「きみ、飛べる?」
「飛べないわ。」アリエッティはびっくりしてこたえました。「あなた、飛べるの?」
男の子は、まえより、もっと赤い顔をしました。「飛べるもんか!」と、おこったようにいいました。「妖精じゃないもん!」
「あら、わたしだって、ちがうわ。」と、アリエッティがいいました。「だれだって、妖精じゃないわ。わたし、妖精なんて信じない。」
男の子は、アリエッティをふしぎそうに見ました。
「妖精を信じないって?」
「ええ。」とアリエッティがいいました。「あなたは、信じて?」
「信じやしないさ!」
(『床下の小人たち』メアリー・ノートン)
男の子はもうやけくそです。
『The borrowers(借家人)』
※『床下の小人たち』の原題『The borrowers(借家人)』の Google類似画像検索
大きな人たちの「借りぐらし」を表現した小人たちのための家。(不動産、ローンの広告イメージ)
妖精とちがい魔法を使えない小人や人間には工夫や発明が大切です。「お金」や「宗教」もそのような発明のひとつだったはずですが…
- 作者: メアリーノートン,Mary Norton,猪熊葉子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
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「魔法は知恵、知識であり、あくまで道具のひとつ。植物の栽培に、高価な肥料をつかうか、魔法を使うかといったこと。」「魔女にならないはなし」(児童書の翻訳をしている神戸万知さんのHPより)