野上弥生子最後の日記

「三月十三日 水、庭上いっぱいに白がいがい。 素一の窓はそれに引きかえ紅梅の花まだ衰えず。ソヴェート・ ロシア。ゴルバチョフの出現で別な世界をつくりあげることが果して可能であらうか。
伴野の木内さんから例年のお餅の代りに手づくりの御菓子がいろいろ、さまざま贈られて来た。御親切なことである。返礼に「ちりめん・いりこ」でもと思ふ。」

ゴルバチョフ政権誕生の翌日)http://www.fundokin.co.jp/yaeko/episode/22/vol22.html


享年99歳
野上弥生子がいない。こんな老媼はもう出現してくれないだろう。」松岡正剛の千夜千冊 第九百三十四夜 
たしかに。想像できません。

海神丸 (岩波文庫 緑 49-1)

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